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■ 事前研修

第1回研修会
5月27日(金)
名古屋市教育館にて
 ロサンゼルス派遣団だけでなく、マレーシア・シドニー・ドイツへの各派遣団も出席し、名古屋市立高校生海外派遣の第1回事前研修が行われました。名古屋市教育委員会学校教育部指導主事の久木田先生からは、「現地での研修だけでなく、事前や事後の研修を大切にしてほしい。そして友好の懸け橋となるようしっかり取り組んできてほしい。」というお言葉や、「Be greedy!! 貪欲に!積極的になれ!」という激励のお言葉をいただきました。
 その後、各団による研修に入りました。研修では、スケジュールや今後の事前研修に関する説明などが説明されました。ロサンゼルス派遣団の公式ロゴマークやキャッチフレーズを決めたり、訪問校との交流についても考えていきます。

第2回研修会  
5月28日(土)
名古屋商業高校にて
 派遣生徒4名が集まるのは2回目なので、まだお互いのことをよく知りません。そこで「自分マトリクス」というアイスブレイクを行いました。ちょっと変わった自己紹介で、普通に自己紹介しても話せないようなことや、メンバー同士の意外な共通点なども発見できたようです。
 また、役割分担や事前調査研究のテーマや発表者を決めました。アメリカ、特にロサンゼルスの歴史、民族文化、産業、人々の暮らしに関して研究を進め、今後の研修で発表してもらいます。

第3回研修会  
6月5日(日)
名古屋商業高校にて
 今回の研修はダン先生をお招きし、英会話研修を行いました。まず、ダン先生に自己紹介をしていただきました。実はロサンゼルス出身ということで、現地事情や見所についてもお話ししていただきました。
 続いて、生徒が一人ずつ英語で自己紹介を行いました。終わった後、ダン先生から自己紹介に関するアドバイスや、会話を続けるコツなどを教えていただきました。現地で堂々と自己紹介ができるよう生徒たちは真剣にメモをとっていました。
 最後に、ロゴマークやキャッチフレーズ、現地交流の際の出しものなどを話し合い、決定しました。ロゴマークは、参加生徒が考案したもので、2校の校章を融合させたデザインとなっているだけでなく、よく見るとLAの文字も入っており、今回のロサンゼルス派遣への熱意を感じます。そして、諦めることなく突き進み多くのことを学びたい、というこの派遣研修に対する強い意志が、このキャッチフレーズから伝わってきます。

  ≪キャッチフレーズ≫
     新たな一歩を 〜Charge without giving up!!!〜

  ≪ロゴマーク≫
     ユニホームのポロシャツに付けます。
         

 
6月18日(土)
名古屋商業高校にて
 前回に引き続き、ダン先生をお招きし、英会話研修を行いました。まずは、自己紹介の復習から始めました。家族や趣味に関する写真を見せながら、自信をもって自己紹介をすることができました。それぞれにダン先生から質問があり、それに答える形で英会話研修が進められました。
 「はい」か「いいえ」で答えられる質問ではなく、「何」「いつ」「どこ」「どれ」「なぜ」「どのように」を答えられる質問をすることで、会話が続き、内容もより深くなるということを学びました。
 また、教育委員会より久木田先生にお越しいただき、「なぜ英語が話せるようにならないのか、考えてみてください。バスケットボールを始めるときに、ルールブックを読むだけでは上手にならない。まずボールに触って、ドリブルをしたりパスをしたりしながらルールを覚えていく。英語もまずコミュニケーションをとることが大切で、次に大切なのが文法です。しっかり練習しましょう。」というお話をいただきました。
 最後に、現地で行う日本・名古屋の紹介プレゼンテーションの作成を進めました。次回の研修で発表してもらう予定です。

 
7月9日(土)
名古屋市教育館にて
 名古屋市教育館にて、平成28年度名古屋市立高校生海外派遣合同出発式が行われました。名古屋市教育委員会、各校の校長先生、保護者の皆様、旅行会社の方がご出席くださいました。
 合同出発式では、名古屋市教育委員会、校長会よりご挨拶をいただき、その後、各団の代表生徒の挨拶が行われました。ロサンゼルス派遣の代表生徒(北高校)の挨拶では、現地研修をより有意義なものとするために取り組んでいる事前研修の紹介や、この派遣研修への意気込みをしっかりと伝えることができました。
 その後、各団に分かれて保護者会が行われ、旅行会社による諸注意や保険の説明などが行われました。

 

名古屋商業高校にて
 
 午後からはダン先生をお招きし、名古屋商業高校岡本記念室にて研修を行いました。
 各校が準備を進めているプレゼンテーション「日本・名古屋の紹介」をダン先生に見ていただきました。夏の風物詩である浴衣の紹介をする場面では、着物との違いを聞かれたり、きしめんを紹介する場面で使用した写真に写っているピンクの物体(かまぼこ)が何かを聞かれるなど、現地の学生になりきったダン先生からたくさんの質問が出されました。生徒たちは苦戦しながら受け答えをしていましたが、上手に説明することが出来なかった事柄については、ダン先生から説明の仕方などを教えてもらいました。日本では当たり前のことが、外国では初めて見たり聞いたりすることであることを実感できました。ダン先生からは「LAの人達は、日本や名古屋のことを詳しく知らないので、小さな事柄でもしっかりと説明できるようにしてほしい。君たちは日本・名古屋のことをLAの人達に教える先生なのだから」と激励のお言葉をいただきました。
 最後に、現地で使える日常英会話のレッスンが行われました。空港やレストラン、タクシーといった様々な場面を想定した会話練習でした。特に、日本人には馴染みのないチップの習慣について詳しく教えていただきました。これで現地でもスマートに支払いができるでしょう。楽しみです。

7月18日(月)
名古屋商業高校にて
 名古屋商業高校国際経済総合実習室にて、第6回事前研修を行いました。
 今回は事前調査研究の発表が行われ、「海外で注意すること・通貨と交換レート」「アメリカの宗教・道徳・モラル」「ロサンゼルスの歴史や日本との関係・民族文化」「ロサンゼルスの産業・学校生活」などについて、調査研究を行った生徒がそれぞれパワーポイントを使用しながら発表しました。日本とは異なる習慣や文化を知り、両市の産業を比較することで、改めて日本や名古屋について考えることができました。また、姉妹都市であるロサンゼルスと名古屋との関わりや、アメリカにおける多文化共生社会について学ぶことができました。
 現地では、これら事前研修で学んだことを実際に見て、体感することで、より大きな学びへとつなげていきます。

7月20日(水)
名古屋市役所本庁舎にて
 名古屋市役所本庁舎5階「正庁」にて、名古屋市教育長表敬訪問を行いました。ご多忙の中、教育長をはじめ学校教育部長、指導室長にご列席いただき、各団の代表生徒が挨拶を行いました。ロサンゼルス派遣の代表生徒(名古屋商業高校)は、「現地での研修を充実したものにするために、しっかりと事前研修に取り組み、ロサンゼルスの方々に日本や名古屋のことを伝えたい。そして名古屋とロサンゼルスの交流を一層深め、名古屋市立高校生海外派遣の歴史を繋げられるよう頑張りたい。また、帰国後には、この海外派遣で学んだことを多くの方々に還元できるようしっかりと取り組むことをお約束します」と力強く決意を表明しました。
 続いて、杉ア教育長より「現代ではインターネットで簡単に情報を手にすることができるが、現地へ行くことでわかることがある。多くのことを掴んできてほしい。そして何よりも健康第一。元気に頑張ってきてほしい」と激励のお言葉をいただきました。その後の懇談の際には「名古屋のどういうところを伝えたいか」との質問に、各団から積極的に手があがり、事前研修で準備しているプレゼンテーションについて説明しました。
 残りの事前研修も気を抜かずに頑張ります。暑い夏に負けないよう体調管理もきちんとします。普段なかなか入ることのない市役所訪問で、ピリリと気を引き締め直したロサンゼルス派遣団でした。

7月30日(土)
名古屋商業高校にて
 まず、旅行会社の方から派遣生徒らにしおりが配られ、行程や注意事項についてご説明いただきました。スーツケースの取扱いや鍵(TSAロック)について、またパスポートの取扱いや準備する荷物など、詳しく教えていただきました。
 続いて、ダン先生による英会話研修が行われました。現地でプレゼンテーションを行う「日本・名古屋の紹介」と「学校紹介」のチェックをしていただきました。前回いただいたアドバイスを生かして、内容をより充実させることができていましたが、うまく発音ができなかったり、棒読みになってしまったりしていたこともあり、「原稿をもっとしっかり読み込んでおくように!」との指摘を受けました。どれだけ作り込まれたプレゼンテーションも、発表者の態度ひとつでその印象は大きく変わるということを忘れずに、現地でしっかり発表できるよう準備してほしいと思います。
 その後、現地で使える日常英会話のレッスンが行われました。前回の内容をより掘り下げ、「レストランでおつりが間違っていたら…」など様々な場所・状況を想定した会話練習となりました。生徒たちは、客やウェイター、タクシードライバーなどの役を交代しながら練習に励んでいました。これで現地でも臆することなくコミュニケーションをとることでしょう。楽しみです。

8月6日(土)
名古屋商業高校にて
 Dan先生による英会話研修もいよいよ最終回です。まず、これまで準備してきた自己紹介や名古屋&学校紹介の最終チェックをしていただきました。別の国際交流プログラムのために来校していた名古屋商業高校の姉妹校である高雄商業高校(台湾)の生徒の皆さんにも見ていただくことになり、本番さながらの最終リハーサルとなりました。少し緊張した様子でしたが、堂々と発表をすることができました。高雄商業高校の生徒の皆さんからいくつか質問がありましたが、きちんと答えることができていました。Dan先生からも「Perfect!!!」という最高の褒め言葉をいただき、あとは現地で日本・名古屋の魅力を発信するだけとなりました。親善大使としての役割を果たすべく、しっかりと準備してロサンゼルスへ向かいたいと思います。
 その後の日常英会話研修では、ホテル滞在中に部屋からフロントへ電話する場面やスタッフとのやりとりなどを想定した英会話トレーニングが行われました。後半、Dan先生が現地で話されているスピードで話し始めると、生徒たちは一生懸命聞き取りながら、なんとか会話を続けることができました。現地では、英会話研修で学んだことを活かして、学校や街中、ホテルなどでも積極的にコミュニケーションをとってくれることを期待しています。
 英会話研修の後は、飛行機内へ持ち込む荷物や、現地へ持参するお土産に関する確認を行い、第9回事前研修を終了しました。次回は事前研修最終回です。

8月9日(火)
名古屋商業高校にて
 出発まであと1週間というこの日、5月から始まった事前研修もついに最終回を迎えました。研修に先立ち、名古屋商業高校の同窓会組織“商友会”の前田会長より「ロサンゼルスでの経験は全てが貴重なものとなります。頑張ってください」と激励のお言葉をいただきました。生徒からは「期待に応えられるよう精一杯取り組みます」との挨拶がありました。その後、現地行程や注意事項、帰国後の事後研修についての最終確認を行いました。
 いよいよ8月16日にロサンゼルスへ出発します。全10回の事前研修を通して学んだことを活かして現地研修に臨みたいと思います。