在校生インタビュー その1
情報処理科 3年生 茶華道部所属
※インタビューは令和5年2月に実施しました。情報処理科は現在、ITビジネス科です。
学校の好きな場所はどこですか?
実習棟のパソコン教室です。情報処理科の授業でたくさん使用しました。ほかにも、進学の準備で友人と書類の作成や面接の練習をしました。授業での作品制作で授業後にも使用しました。いろいろと頑張った思い出がある空間です。
図書館も好きです。本が好きですし、静かな空間で落ち着ける場所でした。図書委員としてイベントの企画・運営でも使用しました。
制服の好きなところはどんなところですか?
3年生になったタイミングでストレートネクタイが導入されました。私は元々ネクタイが好きだったけれど、入学時は蝶ネクタイしかなかったので制服のネクタイは諦めていた。でも、ストレートネクタイも着用できるようになって一つ夢がかないました。
商業高校を選んだ理由は何ですか?
姉と母の影響が大きいです。二人とも名古屋商業の卒業生だったので元々興味がありました。専門的なことを高校から学べる点や、実習科目が好きだったので商業科に進学したら楽しめるだろうと思いました。在学中に取得した資格は卒業後も役立つので、様々な検定にチャレンジできる点も魅力的でした。
商業高校で何を学ぶか知っていましたか?
簿記や事務系のことを学べるということは少し聞いていました。ほかにパソコンの操作も学べると知っていましたが、細かいことはあまり知らなかったです。
名古屋商業高校と他の商業高校との違いはどんなところだと思いますか?
商業科目を基礎から学べるところだと思います。他校では、資格は上位級を取ることを目指していて、勉強でも一気に1級を目指していくそうです。名古屋商業は、3級から受検して基礎をしっかり固めてから級を上げていくので、初心者でも学習が進めやすいと思います。
また、進学就職のサポートが手厚いところも魅力です。進路の選択肢が広く、選ぶまでの道のりで先生方のアドバイスやサポートが丁寧です。3年生で進路を決めるときに、たくさんの先生にサポートしていただいたことで、改めて名古屋商業の魅力だと実感しました。
志望校を決めるときも、休日に登校して先生と相談しました。親身になって先生が話を聞いてくださいました。迷って自分の考えが分からなくなっていたとき、私が思っていることを正確に言い当て、きちんと私を見て私に合う言葉を選んでアドバイスをしてくださったことが印象的に残っています。
名古屋商業に入って最も成長したと思うことは何ですか?
パソコンのタイピング速度です。最初は10分間で200字程度でしたが、今は10分間で800字打てるようになりました。入学した当初は、キーボードのどこにAがあるのかも分からない状態だったけれど、今ではキーボードを見なくてもスラスラと打てるように上達しました。今後、大学でも会社でもパソコンは使用するので、上達して良かったと思います。
性格的な部分では、自分の考えで判断することができるようになりました。元々は優柔不断なタイプで悩むことが多かったです。高校の文化祭で、自分たちが担当している部門で指揮をとりました。デザインを考えるとき、みんなが意見を言いやすい雰囲気をつくるために、人の意見に共感し、自分の気持ちを伝えることを大切にしました。そうすることで、自分で考える力や判断する力が身についたように思います。
情報処理科を選んでよかったことは何ですか?
パソコンの知識や技術が上がったことです。タイピング以外にもプログラミングやCGなど専門的なソフトの使用方法について学ぶことができました。自分ひとりで学習するのは難しい分野なので、そういったことを学ぶ機会があったことは良かったと思います。
情報処理科で最も印象に残っている授業は何ですか?
課題研究です。自分たちで研究テーマを設定して自分の作品を作るという授業でした。クラスメイトはコンピュータで音楽や、MMD、動画を制作していました。私はリズムゲームを作成しました。プログラムの部分は先生の力を借りましたが、ほかの部分は友人と共同作業をしました。作ってみないと分からないことがたくさんあって、それを友人と考えながら進めるのが楽しかったです。放課後などたくさん居残りもしたので思い入れが強いです。3年間の集大成として一番頑張った授業です。
情報処理科を選んでイメージと違ったことはありますか?
先生が一方的に話をして授業が進んでいくイメージを持っていました。想像していたより先生と距離が近く、質問に丁寧に答えてくれましたし、たくさんアドバイスがありました。友人同士で考え合う場が設けられていて、いい意味でイメージが違っていたました。
進学に役立った資格とその理由を教えてください。
情報処理検定1級です。私が入学する大学は、特定の資格を持っていることで出願できる受験方式がありました。大学によって「情報処理検定1級」「日商簿記検定2級」など条件は異なりますが、情報処理検定に合格していたので出願することができました。情報処理検定は3級や2級もありますが、情報処理科で学習したことが役立って良かったと思いました。
茶華道部について教えてください。
姉が茶華道部でした。お茶や和菓子、着物など日本の文化を感じられるものが好きで、茶華道部の雰囲気も良かったので入部しました。
茶華道は道具がないとできませんが、部活動であれば学校にあるもので始めることができますし、外部講師の先生からお茶をたてる作法を学べたことは、教養が身についてとして良かったです。高校生活の3年間はコロナ禍だったので披露する場はなかったのですが、先輩たちは文化祭のときに生徒や先生にお茶を出していたそうです。そのほか、海外から姉妹校の先生・生徒が名古屋商業に訪れたとき、お茶を出していたそうです。
将来の夢や目標について教えてください。
将来の夢はまだ決まっていないので、大学生活の中で見つけたいです。まだまだ知らないことがたくさんあるので大学に進学しようと考えました。
目標は、資格取得です。国家試験のITパスポートや、日商簿記検定、秘書検定も合格したいです。どんな仕事に就きたいかも決まっていないけれど、選択肢を広げるために、大学入学後も様々な資格を取りたいです。