12月26日から1泊2日の日程でSDGsを学ぶ研修旅行を実施しました。SDGsに関心の強い４名の生徒が研修旅行に参加しました。
SDGsに関する課題と解決方法についての事前学習をしてから、京都市を訪れて世界遺産等の見学や、体験（京町屋の見学と講話、日本文化の継承「きもの体験」）することで、SDGsを「自分ごととしての行動」としてとらえることができ、充実した研修旅行になりました。事後研修では研修成果の報告を行いました。
下記は「SDGsを学ぶ研修旅行」に参加した生徒の感想です。

・京町屋の冨田屋でSDGsの講話を聞いて、自分に出来ることは何かと改めて考えるきっかけになりました。また京都を代表する観光名所である嵐山の「竹林の小路」では、木漏れ日が心地よくて少し薄暗いリラックス出来る空気の美味しい場所でした。平安時代には貴族の別荘地だったと言われてることもあり、そんな前からあるものが今も尚存在していること、守られていることがすごいと感じました。またそれだけでなく、日本人だけでなく海外の方も沢山いて愛されている、素敵な場所だと強く感じました。たくさんの名所を周り、「先生と友達と一緒に旅行」ということが自分にとってはとても意味のあることで、すごく思い出に残る楽しい時間でした。すごく充実した時間でした。観光名所もご飯も着物もお風呂も電車の時間さえも全てが楽しく時間が過ぎるのがあっという間でした！楽しさだけでなく、歴史やSDGsなどについて学べた最高の2日間の研修旅行でした!!

・私は今回の研修旅行で日本の伝統的なものに沢山触れることが出来ました。
京都には聞いて驚く価値のあるものがたくさん保管されており、建造物などの歴史のあるものをみんなで協力して守っていることがとても伝わりました。
私たちも、このような立派なものを次の時代に残していきたいと思いました。高校3年間で最後のみんなと行く旅行で、楽しい思い出を作ることが出来ました。
着物を着て、京都の町を歩くと、まるでタイムスリップしたようで面白かったです。今回の研修旅行に参加して良かったと思います。

・私は今回の研修旅行で日本の文化の素晴らしさに気づくことができました。京町家の「冨田屋」では、今では製造することができない鉛が入ったガラスや、神様のために掘られた金の井戸などをみました。能座敷の見学では実際に畳を踏んだりして、他の畳よりも厚さが違うことを学び体験できてよかったと思いました。日本の行事にも一つ一つ意味があり、日本の文化を継続するために、私たちも日本の行事を大切にしていき、未来の世代に伝えていくことが大切だと思いました。また晴明神社に行ったときでは星形のおみくじを引いたり、北野天満宮で牛を撫でたりするなどどれも新鮮な体験でした。嵐山に行く時に、京福電気鉄道に乗りました。昔ながらの路面電車も体験できました。世界遺産の「天龍寺」では曹源池庭園を見学しました。室町時代につくられた庭園で、とても広く落ち着いた雰囲気がありました。とてもリラックスすることができました。日本の伝統文化の良さを、もっと多くの人に伝えたいと思いました。研修旅行で楽しかったことは着物体験です。種類が豊富で選ぶのに時間がかかりましたが、自分で好きなものを組み合わせるのが楽しかったです。清水寺で友人達と着物で写真を撮ることができて、高校生活最後に良い思い出ができてよかったです。私はこの研修旅行を通して、SDGsについて様々な経験と学びを得ることができました。

・嵐山にある竹林の小径には初めて行きましたが、長い竹が何万本も生えていてとても迫力がありました。空気がとてもおいしく自然の良さを体験することができました。昔のままの自然を維持して、観光名所として親しまれているのが素晴らしいことだなと感じました。研修旅行では一番楽しみにしていた着物体験をしました。実際に着物を着てみたら、美しさを体験する良い面だけでなく、おなか周りの苦しさや草履の歩きにくさなどの辛い面も味わうことができました。体験しなければわからないことを、身を持って体験できました。今の時代では着物を着ることはほとんどありませんが、着物を着るという非日常を観光客が体験できる機会を設けることで、今も着物が親しまれ、「きもの文化」が持続していると思いました。時代に合った工夫をしていくことで、文化を守り日本の文化を途絶えさせないようすることが大切と思いました。今回、学びのための研修旅行でしたが、友達と先生と旅行をするのは学生でしか味わえない貴重なものだと感じます。こうして素敵な思い出ができたことも、この研修旅行の魅力であり楽しさでした。高校最後の年に、研修旅行で学ぶことができて本当によかったです。この研修旅行で得た経験と学び、そして素敵な思い出は一生忘れません。とても楽しかったです。

京町屋「冨田屋」での研修

着物体験「清水寺」